活動・処遇内容
AA講話の開催
3月24日(日)、午前9時から10時すぎまで、更新会食堂にてAA(ALCOHOLICS ANONYMOUS)講話を開催しました。今回はマックグループから4名の講師に加えて、元在会者であるMさんも講師として参加しました。当会からは6名の参加者があり、5名の当事者から体験談ならではの生々しい実話に熱心に耳を傾けていました。最後には寮生からも感想や経験談が語られ、有意義な時間となりました。
ふれあい・いきいきサロンに参加
12月10日(日)10時~12時まで、西早稲田地域交流館にて「つながるサロンPOST」に2名の寮生が参加しました。
この日の参加者も前回と同じ77歳が1名、75歳が1名でした。今回の活動は、クリスマスが近いということで、ミニツリーの飾りつけやオーナメント作りで、参加者は思い思いに作成に励んでいました。手先が不器用だと思われたウチの参加者も、学生からのレクチャーもあって素晴らしいツリーを仕上げ、会に持ち帰りました。食堂等に絶賛展示中です。
9月のラフェスタ
在会者集会の後に9月のラフェスタが開催されました。
メニューは、調理も担当したYさんが冷やし中華にしようということで、それに決定。やや秋の気配が近づいてきたこの頃ですが、まだ暑いし、外で食べると高いし、自分で作ると手間かかるし…そんなこともあり、寮生には人気のメニューです。今回は10名が会食に参加しました。
調理は先述のYさんとNさんが担いました。それぞれ調理の心得があるので、けっこうスムーズに仕上がりました。具はハム、きゅうり、トマト、玉子、カニカマ、紅ショウガです。Nさんが仕上がりを見て「赤が目立つ」と笑いをとっていました。
6月のラフェスタ
6月11日(日)、6月のラフェスタが開かれました。メニューは牛丼。買い物にはSさんが行ってくれました。また今回は、Yさんが調理を行いました。Yさんは、調理はしたことないと言っていましたが、結構手慣れた感じでした。会食は7名でした。
高山住職の講話
2月26日(日)、午前9時から、新宿区の保護司で玄国寺のご住職である高山眞行先生(更新会評議員)の講話がありました。参加は9名でした。
まず、高山先生の拍子木の音に合わせて寮生皆で般若心経を唱えました。その後、六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)と十善戒(不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不綺語・不悪口・不両舌・不慳貪・不瞋恚・不邪見)についてのお話をいただき、日々の生活なかで、心を保つコツと行いの振り返りのポイントを学ぶことができました。
いつもの講話集会は、食堂で開かれるのですが、エアコンの調子が悪く、急遽会議室で行うことになりました。各寮生、いつもと会場がちがうので、ちょっと新鮮な気持ちで聴講できたのではないでしょうか。
新宿区更生保護女性会の給食活動
8月10日(火)の午後、新宿区更生保護女性会の給食活動が行われ、坂本悠紀子会長ほか田畑真紀子、堀 全、武田厚子、今井茂子会員が来会し、愛情たっぷりの料理を作っていただきました。当日のメニューは、
① ハンバーグ、⓶ 鶏のから揚げ、③ マカロニサラダ、⓸きゅうりと蛸の酢の物、⑤ 玉子焼き、
⓺ 揚げ茄子の味噌田楽、⑦かきたま汁
の豪華版で、当日は35℃を超える猛暑でしたが、帰会した寮生は一流料亭並みの料理を味わって元気を回復していました。
新宿区の更生保護女性会の皆様、いつもありがとうございます。
左から、堀、武田、今井、坂本、田畑 さん
受け入れ準備
更新会では、刑事施設を仮釈放になる人たちのために受刑中から仮釈放後の生活計画を確かめ、更生の意欲を高めるなど受入の準備をしています。
宿泊・食事の提供
更新会では、被保護者に対し、一定期間は保護観察所の委託に基づき無料で宿泊場所及び食事の提供をします。被保護者は温かい家庭的な環境の中で生活し、調理員による工夫を凝らした栄養バランスの良い手作りの食事をとることができます。被保護者は宿泊や食事の提供を受けることによって、働いて得た賃金を自立のための資金に充てることができるのです。
更新会は被保護者に安心して自立の準備に集中できるよう生活基盤を提供しています。
生活指導
更新会では、規律ある生活、金銭の管理、飲酒、自立資金の貯蓄、余暇の過ごし方、交友関係の改善など日常の生活全般について補導員が個別に定期的に面接し、適切な指導を行っています。
また、被保護者の中には社会性が身についていない人が多いことから、毎月第1及び第3日曜日の午前9時から「社会生活技能訓練」を実施しています。社会生活技能訓練はSST(Social Skills Training)の日本語訳で、自分の置かれた状況を的確に把握し、適切な行動がとれるように、考え方と行動の取り方を学ぶ技法(プログラム)の一つです。具体的には就職面接で「志望した動機を簡潔に説明する」、「就労意欲を伝える」、職場で「初対面の人に挨拶をする」、「頼みごとをする」など、被保護者が当面すると思われる場面の課題を設定して練習します。
更新会のSSTは、1995年7月にルーテル学院大学の前田ケイ名誉教授の指導のもとに全国の更生保護施設に先駆けて実施され、その後も定期的に専門家の指導により実施されています。
また、SSTには早稲田大学の学生が毎回ボランティアとして参加しています。
( 写真説明 ) SSTの指導に当たる
ルーテル学院大学の前田ケイ名誉教授。
なお、更新会では、毎月第4日曜日午前9時か酒害や薬害をはじめ外部の専門講師を招いて、講和と相談を内容とした被保護者集会を開催しています。
「社会生活技能訓練」及び「被保護者会」には、原則として被保護者全員が出席することが義務付けられています。
職業補導
更新会では、被保護者の就労意欲を促し、ハローワークや協力雇用主を活用するなどして、被保護者の職業補導をしています。