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理念

自立した人を1人でも多く育てたい。

 犯罪をした者及び非行のある少年の中には、社会復帰への意欲があっても、頼るべき親族や帰る場所がなく、同じ過ちを繰り返してしまう人が少なくありません。
 更生保護施設「更新会」は、このような人たちに対して宿泊場所や食事を提供して生活を援助するとともに、規律正しい生活など日常生活全般を指導し、職業補導をして貯蓄させるなど、自立更生を支援する活動を行っています。

 また、被保護者の中には、情緒的な問題を抱えているなど、社会になかなか順応できない人も多く、更新会では集団処遇を通じて様々な教育プログラムを実施しています。
 こうした活動を通して犯罪をした者及び非行のある少年の再犯を防いで明るい社会の実現を図り、公共の福祉の増進に寄与することを目指しています。
 私たちは1人でも多くの方々の自立を支援することを願っています。

地域の方々とともに歩んでいきます。

 被保護者の円滑な社会復帰を図るには、保護司や協力雇用主、更生保護女性会及びBBS会の会員などをはじめ、地域の方々の暖かいご理解とご協力が欠かせません。
 更生保護施設「更新会」は、地域社会との融和を大切に、地域の方々からのご理解とご協力が得られるよう努め、共生と寛容な社会の実現を目指しています。

 更新会は、西早稲田再開発事業によって誕生した「アス西早稲田管理組合」を中核に地域の行事にも参加し、良好なコミュニティーを形成しています。
 また、1階玄関ホールには、新宿区教育委員会「新宿歴史博物館」の展示コーナー(当地区が再開発された際の出土品などの文化財を展示)が常設され、一般の方々が何時でもお気軽にお立ち寄りなれる施設となっています。

 更新会は、地域の方々のご理解とご協力を得ながら犯罪をした者及び非行のある少年に対する自立支援活動を行っています。

              更生保護法人 更新会 理事長 古畑 恒雄(弁護士、元法務省保護局長)

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